古い資料によると
「毎年小正月に行われ、若衆等が二本の竹を絡ませて(合わせ竹という)勇猛に引き合い豊
漁豊年を占う。小正月の火祭りである左義長、賽の神を通じて(左義長・三毬杖は禁中での
小正月行事という)新年の再生を願う古式豊かな民俗行事であり、この地だけの稀祭である
(七言絶句・上平声七虜の韻)」
ということです。
糸魚川市ホームページでは
「青海の竹のからかい」は正月行事のさいの神と一連のものです。
市内に4つある国の重要無形民俗文化財の一つです。
この行事は江戸時代から続いていると言われています。
「竹のからかい」とは、2本の青竹を組み合わせ東西に分かれ、顔に隈取り(くまどり)をした若い衆が引き合います。
勝敗は竹が引かれたり、折れたり、割れたりした方が負けです。
勝った方は、豊年・豊漁になると言われています。
と紹介されています。
白塗りの顔に隈取りをします。
竹のからかい保存会新会長の秋山さんです。
伝統ある小正月行事を支えまとめる大切なお役目ご苦労様です。
竹を蝶に組み、その下を北から南にくぐると、その年は無病息災になるといわれています。
越後トキめき鉄道の社長さんもお出でになっていました。
東町、西町双方から竹を繰り出し、しならせて蝶に組み、掛け声の合図で竹を一気に降ろして二本の竹を組んで、勇壮に引き合います。
二年前には、一気に降ろした竹にカメラマンが頭を打たれ救急車で運ばれたこともあります。
それが、後に地元紙の記者と一杯やった時にその本人だったことが分かり大笑いしたことがありますが、大したことがなかったので笑い話で済みました(笑)。
全国からカメラマンが集まり、ポジション取りの競争も激しいようです。
子どもの竹のからかいです。中学生が声を張り上げて「佐義の蝶」をうたう姿が頼もしかったですね。
飛び入り参加もありました。
地元大手企業の皆さんで、「一生の思い出が出来ました!」
大人3回、子ども2回、福もちまきが2回行われ、最後に迎え竹が両陣営からやって来て、二本一緒になってそれぞれの陣営に引き上げて竹のからかいは終了です。この後、海岸で斉の神(どんど焼き)が行われます。