東日本大地震の被害の大きさに心の痛む思いをしながらも、糸魚川市の来年度予算を審査する「予算審査特別委員会」が昨日から開かれています。16,17,18,22日の4日間の日程で、一般会計と特別会計、企業会計、13件の予算案審査を行います。
昨日の冒頭には、「糸魚川市大震災支援本部」「糸魚川市計画停電対策本部」の設置と、緊急避難所の開設要請があったこと、消防隊員の派遣などについて報告がなされました。
また、本日の開会前には、避難所開設と避難者入所の経過や、今後の予定についての報告もありました。午後の開会前には、明日19日の午後には南相馬市から150名の避難した方々を受け入れるとことが決まったということでした。
青海生涯学習センターが避難所になりますが、和室や会議室と体育館があり、冷暖房完備なので避難所としては最適でしょう。リフォームしたばかりなので、どこもピカピカです。お風呂はありませんが、市営の施設が近くにありますので送迎を考えれば問題はないでしょう。
海岸が近いですが高台にありますので、津波等の心配の無い所ですが、被災体験のある方々にはどのような印象になるか心配なところもあります。昨日訪れたかご家族は、心配され、施設を移ったそうです。被災体験というのは、そうではないものには想像を絶するものがあるのでしょうね。
長い避難生活になるかもしれませんが、健康に気をつけて過ごして頂きたいものです。
予算審査は、それぞれの思いが強い中での政策の現れとなる予算を審議するわけですから、容易に進みません。正副委員長の打合せで審査日程を決めましたが、昨日は大きな遅れで終了しました。
今回、特別委員長を務めさせて頂いている私は、再三にわたり簡潔明瞭な質疑や意見陳述を求めますが、それぞれのペースはなかなか変えることが出来ないようでした。それぞれの持ち前の理論展開がありますからねえ・・・・。
「質疑に当たっては、できるだけということですが、まず質問内容を述べて頂き、続いてその意味を説明する意見を簡潔に述べていただいた方が、説明員に伝わりやすいと思いますので、よろしくお願いします。又、質疑を伴わない意見を述べられる場合にも、事前準備に基づき、簡潔明瞭に要領よくお願いいたします。なお、他の委員の発言の繰り返しとなるような内容につきましては、時間の都合上、差し控えて頂きますようお願い申し上げます。」
と、お願いして審査に入りました。この後も、合間合間に再三お願いをしました。(笑)
その甲斐あってか(?)、本日は順調に進み、昨日の遅れを取り戻して終了。ただ進んだだけではなく、内容のある審査でもあったと思います。
初日の冒頭に報告のあったように、糸魚川市も震災の救援対応や計画停電に対する市民対応などに追われていることもあって、幹部職員を早く現場に帰してやりたいという私の思いも、少しは通じたかもしれません。
しかし、いくら「簡潔明瞭な質疑」をお願いしても、自分のこととは思われない方もいるらしいことが分かります。今日は「ここに居る皆さん全員にお願いしていますので、『自分のことではない』と思わずに、発言の際に、私のお願いを思い出しながら整理をして発言頂きますように・・・・」とお願いもしました。(笑)
議員の皆さんの思いの強さは良く分かりますし発言を制限することは出来ませんが、事前の準備をよくして整理をし、簡潔明瞭に意見や質問をまとめ発言する努力や能力は、議員として最低限要求されることだと思いますね。まあ、私もかなり辛抱強く聞いていたつもりですが・・・。
発言は長くとも、聞いている者に意図が伝わる発言はいいですね。しかし、どこを目指しているのか伝わってこない発言については、周りがガヤガヤしだします。しかし、このような方には、ガヤガヤしている周りだけが悪いようです。(笑)
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