少しずつ実態が分かってくるにつれて、日本中の皆さんの震えが止まらないような状況です。このような恐ろしいことが起きようとは、誰しも思わなかったでしょう。津波警報にしても、これまで警報が出されてその通りの状況になったケースが記憶にない(私の認識が甘かっただけですが)だけに、誰しも「まさか」という思いがあったかもしれません。1000年に1度の大地震だという報道もありました。
私も、市庁舎で地震に遭い、すぐに点けたテレビで津波情報を見ても、まさかこんなことになるとは想像もしませんでした。今回の糸魚川市議会一般質問でも、津波被害防止に関する質問がありましたし、私もしたことがあります。私の質問にしても、このような事態を想像出来ていれば、もっと厳しい質問になったでしょうね。
今日は、地震対応で色々出て来そうなので、休みでしたが出社していました。合間に知り合いの方々に連絡しますが、なかなか連絡が取れません。上手くつながった千葉県のI先生(剣道)は、
「伊藤先生、おはよう」(と元気な声)
「先生!なんともありませんか」
「何ともあるよ、たいへんだよ」
「えっ」
「大学の合宿で九十九里浜に来てるんだけどな」
「津波!」
「ああ、津波でクルマがやられたよ。流されてきて宿舎の玄関のところで止まってるよ。買ったばかりなのにな」
「誰も怪我は無いんだけど、学生が宮城や福島出身の子が多いので、実家に連絡が取れなくて心配なんだよ」
色々お話ししましたが
「電気も来ていなくて、携帯の充電も出来ないからもうお終いにするよ」
という状況でした。何人かの方には連絡が取れ、皆さん無事でしたのでホッとしていますが、全く連絡取れない方もいるので心配は尽きません。
我社の宇都宮のホテルも被害に遭い、電気もガスも止まっているというのでしばらく営業できそうにありません。設備の損害と休業損害で経営には大きな打撃です。社会全体の損害から見れば大したことはありませんが、そこから推し量ると日本の打撃の大きさは・・・・。
この災害に対する外国の支援姿勢も報道されていますが、有り難いことです。アメリカは言うまでも無く、中国や韓国でも大きく報じられ、支援体制が取られているそうです。
国内での支援体制も、徐々に整えられていくと思われます。糸魚川市でも協議されていることでしょう。中越大震災の時には、我社も支援隊を送り瓦礫の撤去などの支援をしました。
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