3月定例会最終日を迎え、全ての議案、請願が可決、採択されて終了致しました。
年度末をもって退職する部課長を交えて、議場で記念撮影が行われました。
総務部長、消防長を初めとして10名の方が退職されます。
長い間ご苦労様でした。午後6時20分から議会との懇親会が開かれましたが、退職される方々が、肩の荷を降ろした雰囲気を醸し出していたのが印象的でした。
議会終了後、土地開発公社の理事会があり、これが終了した後、議員定数問題を検討する委員会に傍聴に出掛けました。
この日、検討委員会(小委員会)としての集約を図って議運に答申する方針ということでしたので、様子を確認しておきたくて傍聴したのですが、最後には傍聴議員として休憩中に発言させて貰いました。
1.議員の資質向上が求められている。
2.より活発な議会活動、議員活動が求められている。
3.数については、行政改革推進の立場から職員定数の削減を求めている議会、議員として自らの定数にメスを入れるのは当然のこととして求められている。
少ない人数で十分な役割を果たす能力が求められていることは明確であり、それに応える自覚、自信のない者は選挙に出るべきではないし、市民も、選挙を通じて自らが求める議会に相応しい人物を選ぶ責任がある。
これには、候補者擁立の段階から市民が関わっていく必要があります。選挙は、立候補した人にしか投票出来ませんから。
委員の発言にあったように「数を減らせば議員の資質が向上する訳ではない」は当然のことですが、だからといって減らさない理由にはならない。
むしろ、ふるいに掛けて、少ない人数で議会としての責任を十分に果たす人物で議会を構成するべきであるし、議会の仕組みとしてそれをしなければならない構造を作るべきでもあります。それが「議会改革」です。
「議員の数が減ると市民の声を吸い上げることが出来ない」という意見も、全く的を射ていません。
それを言うのであれば、数を減らさないことではなく、議会改革の中に、市民の声、意見、要望を吸い上げる活動を含めていくことを考えるべきです。議会と市民の懇談会、議会への意見箱やネット活用による意見聴取など、そのためにやれることはありますよね。
議会運営委員会を中心として、議会改革に取り組んでいこうとしていること、それを成し遂げることを前提に定数問題を論じて貰わなければなりません。
結論は、26名の現員数を20名、22名に削減する二案併記で議会運営委員会に答申されました。今後は、議会運営委員会、全員協議会で議論され、6月議会には定数改正の条例案が上程されることになります。