7月14日の港湾交通特別委員会で、新幹線駅舎の建設費見込みの増加について説明がありました。4月27日にJR西日本から提示された金額は45.3億円という大きな金額で、平成15年3月のJR西日本コンサルタント試算金額15.5億円から3倍にふくれあがっています。
7/15新潟日報の記事です
北陸新幹線開業などに伴う糸魚川市の糸魚川駅周辺整備事業計画のうち、同駅の橋上化や新幹線駅との間を結ぶ自由道路建設などの事業費が、当剱設計段階の15億5千万円から45億3千万円へと約3倍の見積もりとなることが14日分かった。このうち市が負担するのは21億9千万円となる見込みで、市は財政負担を軽くするため、駅を建設するJR西日本に対し、事業費削減を求めている。
市議会港湾交通対策特別委員会で市が報告した。
計画では、北口広場を広げるため、現在のJR糸魚川駅を橋上化し、新幹線駅と結ぶ南北自由通路を建設する。
市によると、設計を担当するJR西日本コンサルタンツが2003年3月に示した簡易設計の見積額は15億5千万円だった。簡易設計段階では駅の詳細が未定で、おおよその床面積に工事費単価を掛けて算出した。
ところが、詳細を見積もる基本設計では、駅の仮事務所建設や工事期間中の安全対策経費、現存する陸橋の撤去などを計上した結果、45億3千万円となることがことし3月に示された。
この日の特別委では、委員から事業費が大幅に増加したことに対する批判が続出した。市側は現在JR西日本に事業費削減を求めていることや、今月中に事業費の見直し案がJR側から提示されることを説明した。
議会の色々な場面で「駅舎建設の費用負担増を求められている」という話はありましたが、事業費そのものがふくれあがっているという話は始めて正式の場で語られ、特別委員会の委員も議会対応の遅さ、JR西日本コンサルタントの仕事の粗雑さに異議が続出したそうです。
厳しい財政状況から、昨年末に総合計画実施計画の見直しを行いましたが、根本的な見通しが違っているのでは計画も成り立ちません。
担当課長も「驚いた」と言っている・・・・!?。
JR西日本コンサルタントへの委託料は約2千万円、金額の割に仕事が粗雑だという感は否めず、その責任が問われるところです。
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