大町市議会との連絡協議会のため、大町市へ行ってきました。もう3日前になりますが、忙しくてブログを更新出来ませんでした。ごめんなさい。
「大町山岳博物館」の隣りにある「長野県山岳総合センター」で、元信州大学副学長で山岳博物館の地質専門員を務められている「小坂共栄」さんの講演を聴かせて頂きました。
糸魚川ー静岡構造線(フォッサマグナ)に関連しての地震のお話でした。
東日本大震災、新潟・長野県境地震に引き続き、つい最近、松本市でも大きな地震があったばかりですので、関心の高い内容でした。
「フォッサマグナ」が内陸部でも地質、地震に関して大きな要素となっている感覚が希薄だっただけに、新鮮に受け止められました。
「地震予知に大きな力を投入した結果、地震は予知出来ないことが分かった」という言葉は印象的でした。
その後、「大町ダム」を見学しました。ダムの多い大町市では、「発電のまち」といえるほど、電力産業が大きな要素となっています。
ダム湖の様子です。有効貯水容量2千8百90万m3です。
堤体内の管理用通路です。ダム天端の道路よりエレベーターでB2まで下がりました。
そこから斜路でもう一段下がります。
コンジットゲートのシリンダーとゲートからの放水状況が見られる部屋に案内して頂きました。
コンジットゲートの説明版です。
国土交通省の係の方に説明して頂きました。
この時は放流していませんでしたが、放流時にはスゴイ音がして、とても声が聞こえないほどだそうです。
大町ダムは国の所有で国土交通省が管理していて、建設時には東京電力から負担金を貰うことで、発電用水を供給しているそうです。
このダムは4つの目的を複合的に果たしていて、
①治水 大雨時の洪水抑制
②水力発電
③農業用水
④飲料水
となっています。
大町市にとっても大きな産業ですね。原発の安全性が疑問視されているときだけに、水力発電の重要性が強く認識されるところです。
最後は、大町ダムからもう少し上流に上がってロックフィルダムの「七倉ダム」を車中から見学し、葛温泉「高瀬館」で懇親会を行いました。最後まで席をずらずに、何人かの大町市議会議員の方とじっくりお話をしました。料理も美味しかったですね。
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