課題山積みの総務文教常任委員会が終了しました。
9時~17時まで、目一杯の委員会でした。
内容は、
<消防本部関係>
・議案第69号 財産の取得について(水槽付消防ポンプ自動車)
・議案第83号 平成24年度糸魚川市一般会計補正予算(第3号)
<総務課・教育委員会>
・議案第64号 糸魚川市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
の制定について
・議案第65号 糸魚川市教育委員会教育長の給与、勤務時間等に関する条例の一部
を改正する条例の制定について
・議案第68号 和解について
<企画財政課>
・議案第67号 財産の譲与について(墓地)
・議案第83号 平成24年度糸魚川市一般会計補正予算(第3号)
[休憩中の報告事項]
・平成23年度決算状況について
<教育委員会>
・議案第66号 糸魚川市社会体育施設条例の一部を改正する条例の制定について
・議案第83号 平成24年度糸魚川市一般会計補正予算(第3号)
[休憩中の報告事項]
・今井小学校の統合に関する申し入れについて
・学校等給食食材の放射性物質検査について
・新潟県立高田特別支援学校ひすいの里分校小学部・中学部の校名について
・糸魚川教育会館の寄付について
・能生児童クラブ室の開設について
・不活化ポリオワクチンの導入について
<所管事項調査>
・市民会館のリニューアルについて(文化振興課)
・中学生の広島派遣について (総務課)
[休憩中の報告事項]
・市役所庁舎等における省エネ対策について
・民間法律事務所の市内開設について
<所管事項調査>
・能生地域内のインターネットサービスについて(能生事務所)
[休憩中の報告事項]
・柵口温泉センターの営業休止について
<請願審査・その他>
・請願第3号 30人以下学級実現、義務教育費国庫負担制度拡充に係る意見書の採択を
求める請願
・閉会中の所管事項調査について
という内容でした。読むのも嫌なほどの審査項目羅列です(笑)
私の委員長口述書も、直前まで報告事項が増え続けたため、ちょっと混乱していました。
議論が白熱したのは
・消防車両整備事業で、補助金が採択にならず起債で対応することになったことについて、
不採択はなぜか、財源確保のための工夫が足りまいなどの質疑や意見が出ました。
・市民会館のリニューアル事業に関して、リニューアルではたして良いのか、考え直すには
最後のチャンスであると強く意見が出され、継続して調査していくことになりました。
平成17年の合併時には改築の計画であったが、平成22年1月に発表された総合計画中期
プランでリニューアルの方向が示されました。しかし、中期プランでは大きな財政の枠の中で
総合的な方向性を示されたのであって、個別の事業については具体的に検討した結果決定
するべきであるという考え方により、新築、リニューアルの財政に与える影響を含めて比較検
討するというものです。
「請願第3号 30人以下学級実現、義務教育費国庫負担制度拡充に係る意見書の採択を
求める請願」では、大きく意見が割れました。
賛成3、反対3、棄権2となり、委員長採択となって、私の判断で願意妥当と認め採択するこ
とに決しました。
私は、20代からずっと剣道を通じて子どもの教育に関わってきました。同じ人間が指導する
には、少人数の方が確実に効果が上がることを身を持って体験しています。
現在でも、道場に集まる社会人に剣道の指導をしていますが、いつも指導している内容を、
たまたまマンツウマンやそれに近い状態になった時に指導すると、これまでの稽古は何だっ
たのだと思うほどの効果を上げることは度々です。
中学校や高校の校外コーチを務めていたこともあって、多くの教職員と関わってきました。ま
た、自分の5人の子どもを通しての教員との関わりも強いものがありました。
たまたま学年がほぼ80人で40人近いクラスになった時と、80人を超えて3クラスとなり
27,8人となった時の子どもの様子は全く違いました。明らかに少ない人数で先生の指導を
受けている方が教育効果が上がっていることが親の目からもはっきり分かります。
また、40人近いクラスの時には、担任の目が行き届かずにトラブルが起きやすいことも良く
分かります。
青海中学校では、ちょうど80名だった学年を学校内での教員のやり繰りで加配を受けずに
3クラスとしたことがあったほど、教育現場の認識はあきらかです。
財政的な理由で30人以下学級の現実性を疑うことは分かりますが、その教育効果を疑うこ
とに合理性がないことは教育現場の教員の声を聞いても良く分かるでしょう。数字的な統計
以前の問題だと思います。
議会最終日には起立採決されることになりますが、どうなるでしょうかね。
私の感触では、少人数学級に反対する保護者は少ないというかほとんどいないと思うのです
が、思い過ごしでしょうか。
ちなみに、本日の総務文教常任委員会での採決は
■賛成
後藤
吉岡
池田
■反対
斉木
松尾
大滝
■棄権
古畑
甲村
棄権した議員も、最終日の採決では態度をはっきりするそうです。