糸魚川市青海地域北斗町にある水神社の祭礼が行われ、出席させて頂きました。
老朽化した社殿が新しくなり初めての祭礼でしたので、地域の関係者が招待されました。
私は、会社の立場での出席でしたが、久しぶりに生まれ育った地域の方々と顔を合わせ
る機会が出来て大変嬉しい思いでした。
県道脇にある小さな神社ですが、私にとっては思いの強い水神社です。
すぐ近くで生まれ育ち、結婚後に入ったアパートも生家よりも近いところにあって、その後
生家に戻ってからは、子ども達が小さいときから水神社の祭礼では家族で楽しませて貰い
ました。今住んでいる須沢に移ってからも、祭礼には家族でお邪魔していました。
現在はその頃のような、県道を交通止めにしての祭礼は行われなくなってしまいました
が、水神社を守っている方々の思いの強さは変わらずに伝わってきました。
写真の左側に写っているコンクリートの土留壁は、私が若いときに直接担当して作った
擁壁です。懐かしい。その時の作業状況を思い出しながら、祝詞を聞いていました。
かつて、大きな銀杏のご神木がありましたが、県道の歩道工事で切ることになって、高圧
電線も絡んで色々と骨を折ったことも思い出しました。
県道を交通止めにし、クレーン、高所作業車を使って10人体制での作業でしたね。
玉切りにしたご神木を地域の方々が記念に持って行かれたことからも、地域の思いが分
かります。
宮大工の樋口棟梁です。同級生のお父さんでもあり、昔は近所にお住まいでした。
「この年になり、楽しい仕事をさせて頂きました。」
嬉しい言葉でしたね。
職人気質の棟梁には、子どもにおもちゃ状態だったのでは、と思いました。
採算無視のお仕事だったようですしね。
ありがとうございました。