今日は朝からじりじりと暑い。建設業にとっては要注意の天候です。
熱中症は恐いですよ。今年も犠牲者が出ています。
今朝も朝礼で社員に強く注意しました。
最近は対策用品も進んでいますので、現場には常備しています。
ある安全指導会での情報ですが、
ある高校で6月14日にスポーツテスト中に、男子2名女子20名が頭痛と吐き気を訴えて
「熱中症」と診断されています。
内一年生が15名だそうです。
気温は26.3度
湿度は69.0%
時間は、午後0時から午後1時
という状況での集団熱中症です。
実は、発症した一年生のほとんどが中学校時代から文化部で、発汗機能が発達していな
かったと考えられるそうです。
体温は汗を掻くことで下げられるといいますので、汗を掻く能力を磨いておくことが大事に
なります。
気温が急に上がる梅雨明けなどの暑い状況に体が順応するには1週間掛かり、戻るのは
4日間だとも聞きます。
汗をかく前に水分補給することも重要で、汗を掻いてからの補給より効果的だそうです。
1.汗腺を活性化させる。
2.汗を掻く現場に向かう際にエアコンを消して、汗を一かきさせて汗腺を前回にする。
3.作業やスポーツを始める前に200CCの水(又はスポーツドリンク)を飲む。
4.30分おきに200CC飲む。
5.汗を拭く。(皮膚表面に薄くのばし、気化しやすいようにする。)
6.気温差を5度未満にする。(エアコンの効いているところと効いていないところの差)
7.湿度と気温の相関関係を理解する。(基本、気温28度、湿度50%)
先の高校の例は気温26度で湿度70%でした。湿度の高い状態は、汗が気化しないため
に体温の調整機能が働きにくいんですね。
皆さん、気をつけましょう。
そういえば、忍び入った部屋で脱水症状で倒れて捕まった泥棒さんもいたそうです(笑)。