平成19年7月に発生した中越沖地震に宝物殿が被災し、神社の宝物は旧能生町役場
議場に避難して以来、再建に取り組まれていましたが、工事が完了して新宝物殿の竣工
式が行われました。
糸魚川産米ブランド化生産者大会の開かれた能生マリンホールを後にして、ほど近い
白山神社に向かいました。
低温度乾燥の杉材を使用し、高い耐久性、耐火性、低コストによる温度・湿度調整、
簡易な維持管理をコンセプトとした新しいタイプの収蔵庫になりました。
何よりも、地元の方々の強い意志を感じさせる竣工式・祝賀会で、能生地域の住民
パワーを感じさせてくれました。保存される宝物だけではなく、宝物殿そのものが糸魚
川市の新しい財産となりました。設計施工ともに良い仕事をしましたね。
この後、しばらく時間をおいて来年の秋以降に宝物が収蔵されるそうです。