第4回糸魚川市一般廃棄物最終処分場調査対策特別委員会
8時出発で上越市の(株)飛田テックさんの視察に行ってきました。
大野最終処分場に水銀化合物を埋め立てていたことが発覚し、埋め立てできなくなってから以来、糸魚川市で発生した埋立ゴミは(株)飛田テックに持ち込んでリサイクル品と分別破砕され、埋立ゴミは「エコパークいずもざき」に持ち込み埋め立てられます。
先般、エコパーク出雲崎と長岡市の鳥越クリーンセンターを視察しましたが、糸魚川市が中間処理を依頼している(株)飛田テックを視察できたことで、それぞれの施設の違い、中間処理の方法による減容率の違いなども分かり、これからの糸魚川市のゴミ政策を考える参考になりました。
これまで、糸魚川市は中間処理をしないで埋立を行ってきました。
鳥越クリーンセンターでは、持ち込まれた埋立ゴミをバックホーで広げ、危険物(スプレー缶など)を人力で取り除き、それ以外は全ては再プラントに投入されます。
破砕しながら、ふるいや磁石で分別され、埋立ゴミ、焼却ゴミ、リサイクル品に分かれ、焼却ゴミは自動的に敷地内の焼却施設に運ばれます。
プラスチックも塊状にされ、サーマルリサイクル(燃料)に回されます。大凡の割合は、それぞれ1/3だそうです。
(株)飛田テックでは、埋立ゴミから鉄とアルミを自動分別し、残りは破砕処理されて埋立に回されます。およそ8割が埋め立てられます。しかし、破砕しているだけでも、埋立地の延命化を図れます。
自動車のリサイクルも行っていて、各メーカーの推奨事業所になっているそうです。古紙のべーラーや蛍光管の処理機械、発泡スチロールの処理施設なども備えています。多角的にゴミ処理に取り組まれています。
「ゴミは減らす時代から出さない時代へと移り変わってきました」
市民の意識改革も重要ですね。
社長さんは、介護事業や幼稚園も経営されていて、糸魚川市のスローライフおしあげも経営されています。敷地内にはりんご園や障害者の作業所もあり、多角的に地域に貢献されています。
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