糸魚川市内の小学校卒業式が一斉に行われました。私は地元の田沢小学校の卒業式に出席させて頂き、可愛い一年生から頼もしい卒業生の姿を楽しみました。
「日本一の子どもを育てる」といっている糸魚川市が、この子達を「日本一の教育」によって糸魚川を愛する人間に育て、明日の糸魚川市を支えるようになってくれるように願いますが、教育改革の効果が現れるには時間が掛かりますね。 閉式後、まず在校生が合唱し、その後卒業生が合唱しました。いつもながら、低学年の子ども達の歌声には圧倒されます。大きな口を開けて、精一杯の歌声です。これが高学年になるにつれ自我が芽生え、低学年のようにはいかないようになります。 「郡市大会が終わって、無条件で出場出来る地区大会を前にして引退してしまう子ども達をどうしたらいいのか?」というお話を聞いたことがありますが、挑戦しないで諦める子ども達が育つ下地が何なのかは、何となく分かる気がします。楽な方に逃げる癖を、小さいときからつけさせてはいけませんね。 高学年と、低学年の違いを目にしながら、そんなことまで考えてしまいました。
卒業生の中には青海剣道クラブの子も何人かいて、改めてみると「お兄さんになったなあ」と感慨一入でした。いつもの卒業式では、大きめの学生服に包まれ、借り着のように見える卒業生も、今日はなんだか中学校の制服がやけに似合っていたように思ったのは、私だけでしょうか。
一人一人名前を呼ばれ、壇上で校長先生から卒業証書を受け取っている姿も堂々としていました。そのあと、マイクに向かって感謝の言葉やこれからの中学生生活に向かっての抱負などを一言話す内容も、なかなか大人びた言葉でした。
「その気になる」のは、なかなか難しい。そこを克服する力を付けるのには、スポーツなど一つのことに集中して、自分を練り上げることによりその段階に脱皮するしかないでしょう。
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