今日は、朝6時出発で埼玉県東松山市へ。伊田テクノス(株)の安全大会に参加し、優秀協力会社賞の表彰を頂き、安全講演では(株)ANA総合研究所理事(元全日空機長)山内純二氏の「安全のために何をなすべきか」と題した講演を聴いてきました。
山内氏は、1999年7月23日に起きた全日空機ハイジャック事件で、ハイジャックされた便にたまたま移動で乗り合わせていて、墜落寸前のところを操縦室に突入して犯人から操縦桿を奪い、大惨事を回避させた方です。
実は、伊田社長の5年、私の9年先輩の大学同窓です。武蔵工業大学建築学科を卒業して全日空に入社された異色の経歴の持ち主です。
開会前に名刺を交換しましたが、
「私は(専攻と)違う方に行っちゃって・・・」
「いやあ、美人が多いし、いい職場ですよね・・・」
「う~ん、そう思ったんですけど・・・」
などと、伊田社長と3人で冗談を言い合っていましたが、講演の中で奥さんはCA(キャビンアテンダント)だったことも聞かせて頂きました。やっぱり!
写真も見せて頂きましたが、ご自慢の奥さんはもちろん素晴らしい美人でした。
自ら、大勢の人の命を預かる現場での他意見を通しての安全についてのお話しは、説得力があり興味深いものでしたが、事件の様子はインパクトが強く、危機管理はマニュアル通りだけではなく、その場での対応力も重要となることを示唆していました。
マニュアルは標準であり、当然標準外もあるわけです。と言って、マニュアルが要らないわけではありませんね。経験と知識に裏打ちされた対応力が求められますが、根本は誰が対応しても最低限の状況を確保できるようにマニュアルが必要なわけです。
マニュアルを軽視してはいけませんが、固執しすぎてもいけない場面もあるということで、その境目はとっさの判断によるわけです。正確で柔軟な判断力が求められます。
昼食後、これも大学同窓の先輩が特許を取った、地熱利用の空調システムを備えたモデルハウスを見学して帰ってきました。素晴らしいシステムで、技術は日進月歩です。
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