教育講演会 ~学校と家庭、地域が一体となって、糸魚川の子どもたちを見つめよう ~
糸魚川市教育委員会主催の「教育講演会」が、糸魚川市民会館を会場に行われました。
楽しみにしていた講演会でもありましたが、会社の会議が夕方より入り遅れざるを得ない見込みでしたが、急遽日程変更になったので最初から聴くことが出来ました。
講師は「森 敬惠(もり としえ)」 さんです。パンフレットのプロフィールには
愛媛県長浜市出島。 東京芸術大学大学院オペラ科修了。
その後、2度にわたるイタリア留学でグアリーニ女史、
マラスピーナ氏に師事、現代日本を代表するソプラノ
歌手として活躍する。現在、童謡・唱歌を通じて日本
人本来の美しい心を取り戻し、豊かな社会を築くため
にトーク。コンサートを全国各地で開催している。
と記されています。お話しから高い綺麗なお声で、とても可愛らしい方でした。
伴奏は、ピアノの関口美彩江さんです。途中でショパンの生誕200周年ということで、ショパンのソロ演奏をしていただきました。
会場のみんなで童謡を歌いながら、トークを交えてゆきます。子ども達の教育に関わるお話しで、主に幼児期の人と人の関わりの重要性についてお話しされていました。
表現は違うと思いますが、私のメモから、
・生まれてから三年ほどの間に、人間としての基本が出来上がる
・言葉は命の源
・日本語は感謝の言葉
・脳の活性化には三つの要素 ①感謝 ②喜び ③感動
・その人でなければ出来ない仕事が必ずある→人と人のつながりで社会ができる
といったお話しが印象に残りました。
平成16年頃にきらら青海で行われた斉藤氏の講演会でも同様のお話をお聞きしましたが、再認識しました。帰宅し、遅い夕食をとりながら、家族と色々話をしました。
我が家の5人の子ども達との触れあいや成長の過程について、こども側からの話も聞けて楽しい語らいでした。時計を見たら11時、あっという間でしたね。これから親になっていく子ども達には重要な話でした。
糸魚川市は、「早寝・早起き・(おいしい)朝ご飯」「じゃれつき遊び」を具体的運動として推し進めていますが、その正しさもこの講演会で確認されています。
そこで、対象者にこの運動の正しさを伝えるために、説得力を増すためには、今回のお話のような内容を強く訴えたほうがいいなと感じながら聴いていました。
「この運動で、こどもはこのように変化する」と言うことだけではなく、「なぜ規則正しい生活が重要なのか」「じゃれつき遊びがなぜ素晴らしいことなのか」を「脳科学」的に説明することも、大変重要なことだと思います。
じゃれつき遊びなどは、本来当たり前のことで、「早寝・早起き・朝ご飯」も同じです。それができない状況は、ある意味異常な状態ですから、これを正常な状態に押し戻すには、「頭でっかち」になっている現代人に対する説得力が必要だなあ、というのが私の考えです。
「日本一のこどもを育てる」から「日本一のこどもを育てるシステムづくり」に分かりやすく一歩前進した「こども一貫教育方針」を現実の行動に結びつけていき、より良い教育の仕組みつくりましょう。学校と家庭、地域が一体となって。
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