ビートたけしのTVタックルで、内閣改造の人事案を白鴎大学教授の福岡正行さんが、「暴論」として発表していました。
興味津々の財務大臣は「高橋是清」でした!
この人は、昭和6年(1931年)に政友会総裁犬養毅が組閣した際も、犬養に請われ4度目の蔵相に就任し、金輸出再禁止(12月13日)・日銀引き受けによる政府支出(軍事予算)の増額などで、世界恐慌により混乱する日本経済をデフレから世界最速で脱出させた人です(リフレーション政策)。
3度目の蔵相に就任した時には、高橋は日銀総裁となった井上準之助と協力し、支払猶予措置(モラトリアム)を行うと共に、片面だけ印刷した急造の200円札を大量に発行して銀行の店頭に積み上げて見せて、預金者を安心させて金融恐慌を沈静化させたそうです。
(いずれも「Wikipedia」より)
泉田新潟県知事が糸魚川市で講演した際に、この人の話をしていました。今の日本に必要なのは、高橋是清政策だということでした。今は、財政再建を行うときではなく、デフレ脱却、円高対策のために世の中に出回る「円」を増やさなければならない、というようなことです。
世の中に廻らないお金をばらまく今の政権の政策は、高橋是清の行った政策とは正反対です。お金を使うのであれば、世の中を循環する使い方が適当だということでしょう。もちろん、時代も違いますし、方法は違ってくるでしょうね。将来お金が掛かる子どもに「子ども手当」を出しても、将来への備えに廻ることは必然です。本当にお金の掛かる年代の教育費に補助しないで、まだお金の掛からない年齢に手当を出すのですから、世の中の仕組みと政策が合致していませんね。
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