平成23年度企画展「相馬御風-短歌と自由詩」のオープニングセレモニーが行われました。私も、議長と共に総務文教常任委員長として出席しました。
◆糸魚川市ホームページより
相馬御風にとって、詩歌の創作は文芸活動の出発点であり、最晩年まで続けられたライフワークでもありました。
御風は自著『御風歌集』(大正15年発行・春秋社)の「はしがき」に、短歌は「私の最も純真な表現」であり、「時々詠まずに居られないから詠む。そしてそれが私には尊い喜びなのである」と書いています。 また今日、詩といえば"自由詩"というイメージが一般的ですが、短歌や俳句など"定型詩"が主流であった明治期に、話し言葉と自由なリズムによる「口語自由詩」を提唱し、近代詩の方向性に大きな影響を与えました。
本展では、御風の詩歌に対する考え方、年代におけるスタンスの変化などについて、著作や書などの作品のほか、交流のあった文人たちの書簡など関係資料の展示を通して紹介します。
郷土の偉大な先輩であり、誇りでもある、早稲田大学校歌「都の西北」、日本初の流行歌「カチューシャの唄」、童謡「春よこい」など、今も日本中で愛されている名曲の作詞者が糸魚川が生んだ文人・相馬御風です。
御風の書は容易に読めません。展示物も、横の解説書がなければ無理です。しかし、展示内容からは、当代の著名な文学者との交流もうかがい知れ、いかに文学界で重要な存在であったかが分かります。
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