本日の常任委員会は「キッズキッチン」の視察から始まりました。
キッズ・キッチンについては、平成19年10月に、当時の文教民生常任委員会の市外調査で
福井県小浜市に伺い、食育や食のまちづくりについて調査を行って以来、多くの議員が一般質
問や委員会でキッズ・キッチンを取り上げ、実現に至った経緯があります。
小浜市から責任者の中田さんを何度か当市に招いて研修を行い、糸魚川市からも出張して研
修を受けて、当市で開催されて3年目になります。
議会から声を上げて実現した事業の結果が、糸魚川市でどのように展開され、どう効果を上げ
ているのか、今後の課題は何かを調査したいと思い、視察を行うことといたしました。
皆さん、初めての視察で、生き生きした子ども達の様子に「いい事業だ」と口々に話していまし
た。
残念だったのは、子ども達を乗せた車が間違えて他の施設へ行ってしまったことから、時間が
押してしまい、料理の完成まで見届けられなかったことです。終盤には、子どもが手のひらの上
で豆腐を包丁で切るというクライマックスがあったのですが、その前に会場を後にしなければなり
ませんでした。
本日は、午前中がキッズキッチンの視察で、午後からは机上において
1 行政改革について
(1)平成24年度行政改革の推進について
[休憩中報告]
・柵口温泉センターでのレジオネラ菌対応について
2 子ども一貫教育について
(1)キッズ・キッチンについて
[休憩中報告]
・上根知保育所の改築について
・(仮称)能生谷保育園の建設について
3 教育委員会関係施設整備について
(1)(仮称)田沢地区公民館の改修について
(2)能生体育館の改築について
という内容の委員会でした。
「行政改革について」では、職員教育について多くの質疑が出ていました。行政改革は永遠の
テーマですが、その土台は職員の意識改革ですし、行革を成し遂げるのは、市長を熱源とした熱
伝導です!
「糸魚川市職員人材育成及び研修に関する基本方針(改訂版)」には、「市民から信頼される職
員(仕事の質及びスピード、規律性、協調性)」というところに
・市民から付託された使命を自覚し、誇りと情熱を持って職務を遂行する職員
とありますが、これは信頼される職員の条件と言うよりは、職員のあるべき根本的姿ですね。
全員が誇りと情熱を忘れなければ、職員の意識改革は必要なくなります。
休憩中報告の「柵口温泉センターでのレジオネラ菌対応について」では、検査のタイミングや
権現荘を含めた維持管理費の増大への考え方に疑問の声が上がり、今後の課題となっています。
次回8月7日(火)の委員会では、指定管理者についてと合わせて所管事項調査として審査します。
「キッズキッチンについて」では、大変良い事業なのでもっと積極的に取り組むように、マンパ
ワーの充実や小学生を対象としたジュニアキッチンへの拡大活性化について要望が多く出され
ていました。
田沢地区体育館の改修についてでは、放課後児童クラブのスペースや機能について、関係者の
意見を聞いて改善するように要求しました。
能生体育館の改築については、能生地域の代表で組織された「能生体育館改築検討協議会」の
「検討内容報告書」について能生地域審議会で説明されたところ、一部の方から強い要望事項が
出され、建物の実施設計に入る前に、協議に関わってきた方々と住民の希望者を対象にした行政
側との懇談会が開催されることになりました。
本日の委員会では、完成目標時期に向かって早期に建設地を定めて事業を推進すべきという意
見もありましたが、予定されている懇談会を早期に開催して、住民の合意による事業推進を図りた
いという方向性について確認されています。
平成26年度完成という当初方針がありますが、合併特例債という財源の問題もあり、事業の進
行が遅れることは事業そのものの致命傷となりかねないことから、早期に地域の意見をまとめて進
めていく必要があります。
能生地域の意見がまとまらない限り事業推進は出来ませんから、事業の遅れにより財源がなくな
るなどの事態によって計画が頓挫することのないように、着地点を早期に見つけて欲しいですね。