上越市、妙高市、糸魚川市の上越地域三市議会議員合同研修会が「直江津学びの交流
館」で開催されました。
・演題 「観光イノベーシヨンの時代」-北陸新幹線開業に向けた観光連携について-
・講師 公益財団法人日本交通公社 研究調査部長 梅川智也 様
講師の梅川智也さんの略歴は、
・1958年新潟県(高田)生まれ。1981年筑波大学社会工学類都市・地域計画専攻卒業。
同年(財)日本交通公社(調査部観光計画室研究員)入社。1996年2月地域計画室長
=主任研究員、2003年6月研究調査部次長、2005年6月研究調査部長現在に至る。
・技術士(建設部門/都市及び地方計画)
・日本観光研究学会、日本都市計画学会
であり、
・立教大学観光学部非常勤講師
・日本観光研究学会副会長
・(財)ふくしま海洋科学館評議員
・釧路公立大学地域経済研究センター客員研究員
・NPO法人阿寒観光協会まちづくり推進機構評議員
・ながさき観光大学教授など
・国土審議会計画部会地域自立社会専門部会委員(国土交通省)
・訪日促進貢献者選定委員会委員(国土交通省)
・観光活性化標識検討委員会委員(国土交通省)
など、挙げきらないほど国や地方公共団体の委員などを務められています。
講演内容は、「観光イノベーション」を中心としたもので、上越三市の観光、交流人口の
拡大に向けて刺激の多いものでした。
概論的な内容でしたので、次は、糸魚川市の具体的戦略に的を絞ったお話が聞けたら
と思います。
上越市高田の出身で、高校まで地元で過ごされた方だけに、この地域に対する思いは
強く、厳しい内容も含まれていました。
東京から見た観光面の新潟県は、湯沢から一気に佐渡へ飛んでしまうそうで、その他の
地域は印象に薄いようです。そんな中、上越三市の中で最も知名度の高いのは「妙高」です。
しかし、以前聞いた講演では「妙高」が新潟県であるという認識も薄いようですね。
まして「ジオパーク」は、全く知名度が上がっていなくて、全国のジオパークに取り組んで
いる地域が一体となったPR、知名度アップを図らなければならないということでした。
梅川講師は、「るるぶジオパーク」を画策したこともあったようですが、費用面などで実現
しなかったそうです。この辺りをヒントにした取り組みが求められていますね。
懇親会の席でも親しくお話しをさせて頂きましたが、これを機会として今後もご指導いただ
きたいと思っています。この縁を糸魚川市のために役立てていきたい。