糸魚川市立田沢小学校の文化祭が開かれました。
朝9時からのステージ発表に合わせて、田沢小へ向かいました。
多くの保護者が観客です。
子ども達も日頃の練習の成果を思いっきり発表していました。
大沢地区公民館新築工事の竣工式がこの後あるため、中座することになりましたが、
低学年、中学年の発表を観て、みんな声が大きいのにビックリしました。
気合い入ってるね!
日頃の先生方の指導ぶりがうかがえます。大変なエネルギーを使っているのでしょう。
本来、学校教育の現場は、先生が生徒に向き合う時間を多くしなければ教育効果は上
がりません。しかし、色々な局面で現場の仕事を増やしてしまっていることがあります。そ
の結果として、子ども達に向き合う時間が削られてしまっては何にもなりません。
我々議員も気をつけなければいけないことがそこにあります。自分が着眼した点にこだ
わって、そこから生ずるマイナス面に目を向けないで質問し追求してしまう傾向があるから
です。
例えば、目標設定とその評価です。より簡略に効果的な手法を工夫しなければ、その効
果より仕事が増えたマイナス面が大きくなってしまいます。
また、東北大震災後、防災教育に焦点が当たっていますが、むやみに「やるべきだ」とい
うだけでは現場を圧迫するだけになってしまいます。現場の現状を踏まえた中で、どのよう
な形で取り組むべきなのかが大切になります。
総合学習の中でといっても、他にもやるべき事があり防災教育だけに時間を使えるわけ
ではないでしょう。田沢小も、田海ヶ池の環境を総学で学んでいました。
いじめや不登校の問題も、軽微な段階での学校現場をサポートするシステムが必要だと
考えます。経験豊かな教員OBなどの加配により、生徒児童と向き合う時間が多くなれば、
問題解決も早くなり、大きな問題に発展しにくい環境が整えられるでしょう。
「日本一のこどもを育てる」から、一貫教育方針の中では「日本一のこどもをはぐくむ」と
なりました。
ここでいう「日本一」とは何が日本一なのか。
私の考えは「こどもをはぐくむ環境」が「日本一」、「こどもをはぐくむ情熱」が「日本一」の
糸魚川市、ということです。
何度か教育委員会と論争する中で、最初は「日本一のこども」にこだわっていた糸魚川
市の見解もここに落ち着いたようですが、教育を向上させて維持するには予算が必要です。
教育には金を掛けなければなりません。
「日本一」には相当の「覚悟」が必要ということです。