力一杯の1時間でした。
なんとか、言いたいことはいうことが出来て、答弁もまあまあ引き出すことが出来たと思い
ます。
新幹線開業が2年後に迫り、世界ジオパーク認定と合わせて地域活性化の100年、200
年に一度のチャンスであって、この機会を活かすことが出来なければ転落の一途をたどる
ことにもなりかねません。糸魚川市の準備状況、態勢の全般について問いました。
(1) 市の部課長会議では、部署を超えた議論がなされなければなりませんし、若手同士が
糸魚川市の将来を考えて口角泡を飛ばす議論の場が必要です。
若手の行政・政策研究会のようなものを奨励して、援助していくような仕組みを作る。
また、職員提案制度もグループからの政策提言を求め、市長を熱意の渦に巻き込んで
いくような取り組みを提案しました。前向きに検討していってくれるそうです。
これからが楽 しみですね。
もし、取り組みが悪ければ(私が4月に再選出来れば)必ず再度一般質問で取り上げま
す(笑)。
(2) 糸魚川市民がその魅力を良く理解して、「おもてなし」や「情報発信」に力を発揮してい
けるようになるために、どのような取り組みをしているか。
2/26に、国交省北陸信越運輸局主催の「観光人材育成セミナー」が上越市を会場
に開催され、地元の会社がコーディネートと運営を担当していました。
観光庁の事業で、北陸信越地区として、新潟、富山、石川、長野の自治体や観光関連
のところへ案内をしたようですが、この会社経営者の方は糸魚川市の出席がなく、残念
だったとおっしゃっていました。
国の観光部署と直接のコネクションがはかれる絶好の機会だったので…、ということで
すが、なぜ参加しなかったのでしょうか。
忙しいことは分かります。担当部署が手一杯であれば、同じ部の中で、他の課の人間
を派遣しても良い。縦割り行政の弊害を排除した縦横連携の仕組みを作らなければ、貴
重な機会と人材を活かした取り組みは不可能です。
部課長会議で、他の部署の問題には発言せず、ただの報告会になってしまっている実
態がここに現れています。
今後は、横の連携をよくして取り組んでいくよう提言し、その姿勢を確認しています。
◆二つの「リョウ」の壁がある。
一つは、領域の「リョウ」。仕事の領域=縦割り行政の壁。
二つ目は、仕事量の「リョウ」。自分の机の上の仕事しかしない。仕事の量を増やさな
いという壁です。
イベントなどの時ではなく、日常生活の中で観光客を見て、「お客さんだ」と思う人がどの
くらいの割合で、市民の中にいるでしょうか。
正直、私も意識していないと無理ですね。そういう癖が付いていないんです。だから意識
して努力するしかない。それでいいんですよ、最初は。
意識して努力し、それが自然となるところへ持っていく。
意識しなければならないことに気づいてもらう。ジオパークが糸魚川市にとって地域振興
の重要なツールであり、糸魚川市全体でお客さんをお迎えしようとする意志を多くの人に
もってもらうところがスタートラインです。
などなど、持ち時間をいっぱいに使って質問しましたが、こちらからの提案には概ね取り
組む姿勢を見せて頂きました。問題点を明らかにして改善に取り組む。問題点が明らかに
ならなければ、改善は不可能です。
攻めるだけではなく、提案を伴ったやり取りでなければ意味がありませんので、常に建
設的に取り組んでいきたいと思っています。行政と議会は車の両輪であるべきです。