奴奈川経済懇話会、糸魚川経済団体連絡協議会主催「泉田裕彦新潟県知事を囲む会」が開かれました。
知事の講演では、
1)経済問題
「日本人は自信を喪失しすぎている」
「日本は人材だけで世界に冠たる経済大国になった」
「日本は世界に冠たる資産・技術・教育がある。」
「戦後は何もないところから始めた」
2)新幹線
北陸新幹線が本当に新潟県のためになるのか?
昭和47年にJRが定めた新幹線ルートだが、新潟県は意見を求められていない。
果たして、上越や糸魚川にどれだけの列車が止まるのか。当初は上越がJR西と東の分岐点になるので運転手乗り換えのために全ての列車が止まるとされていたが、長野乗り換えという話も出ている。
作ることが目的ではない。利用することが県民のため。
税金を預かる立場としては、慎重に対応しなければならない。
論理的思考経路をなくして玉砕へ突き進むことは出来ない。
交通に関しては国土交通省の中の所管がバラバラであり、国道、鉄道、新幹線の総体的な決断は大臣しかできないが、大臣は新潟県や糸魚川市のことを知らないので結局適切な判断が難しい。
事業の優先順位を地方が決定出来る権限が必要。
負担はするが、投資のリターンを!
といった内容の話がありました。
直接お話を聞くと、報道されているのとは違うことが分かります。知事は、県民の負担が県民のメリットとなって返ってくるように真剣に新潟県のためを考えての結果が、新幹線建設費の負担追加分の支払を拒否することになっています。
報道は、結果だけを報道し、知事の思いは全く伝わってきません。報道のあり方には疑問を感じています。報道番組が視聴率を気にするようでは、正しい報道が出来ないでしょう。
法律で、報道番組にはスポンサーをつけることを禁止するべきではないでしょうか。
出席の皆さんの反応も良く、素晴らしい会でした。
懇談会では、知事と親しくお話しが出来ました。建設業の状況を聞かれましたので、入札制度の問題などをお話ししました。総合評価方式は理想的な入札方式のようにいわれていますが、そうではない面があることを理解して頂き、知事からは新潟県の最低制限価格の設定(引き上げ)には頑張ったことを聞かせて頂きました。
コメント
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