一般廃棄物最終処分場、大野地区説明会
糸魚川市の一般廃棄物最終処分場の適正化に関する地元大野地区への説明会が開かれました。
午後7時半から約2時間の説明会でしたが、これまで地元の対策委員会に行われてきた説明を、地元の皆さん向けに行うというものです。
まず市長が挨拶をし、担当課長や参事から、これまでの経過や現在行われている応急対策工事、詳細調査についての説明がありました。
その後、調査設計を委託されている日本環境衛生センターの調査員から専門的な内容を分かりやすく説明を受けました。
市側からの説明要員です。応急対策工事の業者も参加しました。市の幹部、課・係員、日本環境衛生センターの方々です。
住民は多くはなかったですね。調査も進み、応急対策工事も行われていることと、椅子に座っている地元の対策委員会の方々がしっかり対応してくれているので、安心して任せることが出来ているのかもしれません。
市民からは
「大野の処分場をもう使えないと副市長が言ったと新聞報道があったが?」
「それは、現在の六段目の上に積み重ねることは無理であろうと言ったのがあのような報道になった」(副市長)
「灰はセメントの原料になると言うが?」
「灰には二種類あって、例に取ると煙草の下に落ちる灰はセメントの原料になるが、煙に含まれる飛灰は塩分が多くセメントの原料にはならない。」(専門調査員)
「処理場は私の土地だった。田んぼをやっていたときは地滑りなど起きていない。市長は今後も処分場を使う気があるのか。」
「調査の結果、どれだけ入れられると分かれば使わして頂きたいと思っている。」
「煮え切らない返答だが、地元としては男らしく『使わして欲しい』と言って貰いたい。安全な施設にして今後も使うと言ってもらった方が安心出来る。」
というようなやり取りがあり、終了後の八村先生との話でも、「地元の方は随分紳士的なんですよね、味方なんですよ。」ということでした。
水銀化合物は安定した状態で処分場内にあるので、流出する危険はなく安全だそうです。
処分場そのものが地すべりなどの影響により不安定になることを防げば、農作物等への被害は考えられません。そのための応急対策工事が行われていますし、詳細調査により恒久対策が講じられます。
不正確な情報で風評被害が起きるようなことは厳に避けなければなりませんね。
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