糸魚川市は、「日本一の子どもを育てる」を合い言葉に0才から18才までの子育て・教育を担当する「子ども課」の創設をはじめ、「子ども」「交流」「産業」をキーポイントとした行政組織の改編を計画しています。
現在課題となっている世界ジオパークを核とした交流人口の拡大については「交流観光課」(仮称)を新設し、ジオパーク推進室と観光係を置き、一体的に課題を取り上げ対応することになるようです。
しかし、組織の改編は来年4月で、ジオパークに関わる課題の解決は喫緊の課題であって「子ども課」のようなスパンの長いじっくり取り組む課題とは異なります。
「今すぐにでも、企画財政課のジオパーク推進室と商工観光課の観光係が机を並べるべき」と意見。
市長は、「現在も連携を取って諸課題に取り組んでいる」と言っていましたしその通りでもあります。しかし、取り組んでいることは確かであっても、もっと効率的な取り組み方があることも確かです。
現在の姿に満足せず、問題点を抽出し改革しながら前進することが求められています。これから来年度の計画を立てるにも、両部署の連携は益々重要となり、違う階の離れたデスクでは効率の良い業務推進、計画の樹立が出来にくいでしょう。
市民からもいろいろとこの点について意見が出ていること、色々な団体がそれぞれの立場でジオパークに関しての取り組みを行っているなかで重複した活動もあることから、調整機能を市に果たしてもらうことによって、もっと効率的な民間活力の活用が出来ることとそれを市民が望んでいて、そのために横の連携が重要であることを話しました。
市長も、初めは「やっている」意識でピンと来ていないようでしたが、理解頂いたようできっと近いうちに何らかの形が現れると期待します。
考え方は色々あり、
「文化振興課」は市長部局に移すべき。
「博物館」は交流観光課に配置すべき。
「子ども課」と「学校教育課」の住み分けは?
など、いろいろ意見が出ましたが、要するに縦割り行政の弊害をどう払拭するかということです。
ジオパーク関連では、東京駐在を今後どうするかも課題です。認定までの原則で、来年の3月まで県の出先に机を置かせて貰っていますが、その後は難しいようですね。
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