糸魚川市議会の全員協議会に続いて、同じ議題で新潟県並行在来線開業準備協議会主催の説明会が開催されました。
市議会全員協議会は午後3時~6時前まで。地元新聞社も取材に来ていましたが、普段は顔を見ない若い女性記者も傍聴席に。が、睡魔と戦っている様にはニヤリ。私も一時は、睡魔に襲われましたから・・・暑さの影響ですね。
その後、午後7時からビーチホールまがたまで、新潟県主体で説明を受けた「並行在来線の諸課題についての説明会」が行われました。
新潟県の並行在来線経営会社設立の方向性は良く分かりますが、今後の糸魚川市の負担額が見えないだけに、議員としては納得できないものを感じています。それは、新会社設立後の事業計画の中で明らかにされていくわけですが、その新会社の陣容とそこで建てられる事業計画の内容が気になるところです。企業トップにどのような方が座るのかによって、大きく様子が変わります。噂は聞いていますが、能力のある方であることを願います。
そして、地域社会にとって本当になくてはならない鉄道にしていくためには、利用促進の取り組みが大切になってきます。地域、企業、学校、自治体、鉄道会社が一体となった取り組みをして行くためには、よくある形骸化した協議会では何にもならないでしょう。
新駅設立の問題も、利用促進には大きなポイントです。糸魚川駅の東西に新駅を求める声は強い。東は糸魚川高校、糸魚川総合病院へ便利な位置への新設を求めるもので、西は青海地域の須沢・今村新田辺りへの新駅設置です。
私の自宅は須沢なので、現在の状況は青海駅と糸魚川駅のちょうど中間に位置し、日常の脚にJRを使うことは考えられません。遠出をするにも、糸魚川駅まではマイカーかタクシーになります。新駅が出来ると便利になりますし、この地域の方の利用も増えるでしょう。
まして、日常的な通学・通院者には大切な脚になります。現在、自転車やバス、保護者の送迎で高校に通っている生徒の多くは、鉄道を利用できることになります。
ビーチホールまがたまを会場にした説明会では、新潟県交通政策局長と並行在来線企画室長を迎え、並行在来線経営計画(案)について説明を受けました。市民の出席は100名程度でしょうか。テレビ局の取材も来ていて、関心の高さを伺わせますが、市民の出席は少々物足りなかったですね。市議会議員もざっと見渡したところ5~6名程度の出席で、ちょっと寂しかったですね。
「大糸線・北陸線を守る会」の方々を中心に活発な質疑がありました。それぞれ持っている情報量や考え方の違いにより、疑問も多く生じますし、色々な取り組み方法があるわけですから色々意見も違ってくるのは当然です。
こういった場で、お互い納得のいくところまで語り合うことはなかなかできませんが、説明側の局長・室長も丁寧にしっかり答えて頂いていたので、良い説明会だったですね。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。