糸魚川市・朝日町議会議員連絡協議会
糸魚川市と隣接する富山県朝日町の議会議員連絡協議会が開催されました。
旧青海町時代から交流のある朝日町ですが、災害支援、救急体制などで密接な協力関係を築いてきています。朝日町は平成の大合併で市町合併協議が整わずに、自立の道を歩んでいますが、今後の合併についても大きな課題となっているそうです。
そんな中、昨年8月に選挙が行われ、新しい町長と10名の議会議員が選出されています。人口1万5千人弱の町であっても、10名の議員数は議会運営面からいうと少ないようです。「もう2名くらい多くても良かった」とは、朝日町議会の方の感想でした。
町長も、共産党の町長で、町政運営も議会との連携という意味で厳しいものが伺えます。
今日の協議会は、新潟県最古の造り酒屋である加賀の井さんを見学し、研修会として同じく市内の造り酒屋:池田屋酒造(株)の池原社長の「糸魚川の酒造りの歴史と今日」と題した講演を聴き、懇親会の最初に利き酒大会が催されました。
糸魚川市の5酒蔵のお酒を利き酒するもので、成績が発表されました。同得点であれば提出順の順位付けで、私は第四位でした。
五銘柄中三銘柄が当たったもので、最後に迷った2つが入れ違ってしまいました。といっても、自信があったわけではなく、たまたまの正解でまさに「当たった」でした。
朝日町議会も新しく議員になった方々で会派を結成し、議会改革に取り組んでいるそうです。 昨日の糸魚川市議会も、議員発議で修正動議が出されたお陰で、議員同士の議論が展開される場面がありました。残念ながら発議者側の理論整備が不十分であったために、議論の中身はもう一つというところでしたが、なかなか面白い場面でしたね。
上越市議会も改革に取り組み、議員同士の議論、討論の機会をつくったそうですが、開かれた活発な議会にするためには必要なことです。朝日町議会の様子を聞けたことで、これからの糸魚川市議会を考える貴重な機会になりました。
一つ、大いに気になったところは、朝日町はケーブルテレビで議会中継が行われ、常に町民に議会情報が開示されています。糸魚川市は能生地域だけに展開されていますが、糸魚川市全域で、議会の様子を市民に知らせるべきですね。昨日の議会の議論場面などは、是非とも市民に見ていただき、議会の実態を知っていただきたいと思います。「あなたの選んだ議員はどうなのか」を良く知ってもらう必要があります。
その上で、市民は選挙で本当の糸魚川市を考えた選挙を行う。
議会は、狭い議会内の理論ではなく、市民全体を視野に入れた糸魚川市のための議会運営を行う。もちろん、議会人事は言うまでもありません。
市民から見て、「ああ、議会は本当に糸魚川市、糸魚川市民のことを考えた議会運営をしているなあ」と思っていただける議会運営、活動をしていかなければなりませんね。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。