この連休は、長野県木曽郡王滝村での「おんたけ剣道指導者講習会」に出掛ける予定でしたが、19日からの連続雨量が、山間の雨池公園(あまいけこうえん)で450ミリを超え、田海川が警戒水位をオーバーして警戒態勢に入るなど、糸魚川市に災害警戒本部が設置されました。
22日は、ちょうど、糸魚川市議会の全員協議会が開かれている最中に「避難準備情報を出す準備をする」と報告がされて、「会議をしている場合ではない」と、会議を中止しました。
すぐに会社に戻り、現地を視察しました。青海幼稚園横の芹川がオーバーして一件床下浸水しましたが、うちの社員が向かって支障となっている箇所を改善して、水位を下げることが出来ました。 田海川の増水は、鉄道橋の橋桁まで15cm程度のところまで水位が上がったようですが、私が行ったときは少し下がっていました。
ただ、橋桁に立木が引っかかり心配な状況で、JRの職員が付ききりで監視していましたね。
県道青海橋立停車場線は、一部土砂崩壊があり、すっぽり埋まってしまい交通不可となっています。うちの社員が朝一番で小崩壊を見つけて、市を通じて県に連絡、交通止めにしていましたので、人的被害はありませんでした。
しかし、その先に我社の現場があり、開放されるまで現場へ向かうことが出来ません。迂回路は、そこに向かう国道も高速道路も交通止めになっているので、確認が出来なかったのですが、交通止め解除後に担当者が確認したところ、やはり土砂崩壊により通られないことが分かりました。現場の状況を確認すら出来ない状況になっています。
23日から木曽へ向かう予定だったメンバーは、22日夜の時点で、
国道、北陸道共に交通止めのため富山県に営業に行っていて帰って来られないでいる者、
JR運行不安定のため勤務地の金沢から帰れない者、
災害で休日も出勤になった者、
私は会社の立場でも議員の立場でも地元を離れるわけに行かなくなる
など、それぞれ大変な状況でした。
このような状態で、仕事などの状況、メンバーそれぞれの社会的責任からいっても木曽へ行くことを選択出来ませんでしたが、それだけではなく、残され心配の絶えなくなるであろう家族のことを考えても断念せざるを得ないということで、全員欠席させて頂きました。
一年に一度の大切で楽しみにしていた機会を断念することは辛くて難しい判断でしたが、24日の朝8時まで警戒本部を解散出来なかった状況から、正しい判断だったでしょう。
待って頂いていた主催者の皆さんや講師のS道先生他の皆さん、友人の方々には大変ご迷惑をお掛けしましたが、返す返すも残念です。
24日朝4時半に大雨警報が解除になり、8時に警戒本部に解散しました。これでやっとひと息です。