青海事務所へ用事があって出掛けたついでに、避難施設の様子を聞いて見ました。人数は徐々に減ってきているそうで、現在87名になったそうです。
その後、すぐ隣にある施設に出掛けてみましたが、駐車場にも何台かあった「いわき」ナンバーの車は見受けられませんでした。各居住スペースも少々密度が減って、楽になったのではないでしょうか。 しかし、共同生活は疲れることだろうと思います。プライバシーが最低限保たれる状態での生活は、心休まる時間が少ないであろうことが、心配ですね。
小中学生は、能生小学校と能生中学校に入ったと報道で知っていましたが、青海中学校と青海中学校に通い出した生徒児童も一人ずついるそうです。 能生小・中学校に通い始めた家族は、棚口温泉に移って通学バスで通っているそうですね。
南相馬市でも原発から離れた場所のご家族では、家に戻られた方もいるようですし、縁を伝って異動された方々もいるそうです。
災害支援は、「災害救助法による救助の程度、方法及び期間並びに実費弁償の基準」に準じて行われていますが、特別基準として、公共施設等だけで不足する場合、高齢者等の利用に配慮した避難所が必要となる場合、公的な宿泊施設の利用、民間の旅館・ホテル等の借上(1人1日5,000円(食事込み)) が定められています。
福島県からは、特別基準による避難施設の設置の要請が来ているそうで、徐々にこの方向に転じていくことになりそうです。市内の宿泊施設も要請を受け入れる意向を示してくれているそうですし、家族単位で暮らせる日も近いと思われます。この週末に異動する方も多いようですね。
今日は天気もいいので、外にいる方に声を懸けたら、福祉有償運送のNPOぐりーんばすけっとの方で、昔から仕事でよく存じ上げている人でした。退職後、健康のために介護の仕事を始めたそうで、今日は市内のお医者さんに行く方をお迎えに来ていました。
ちょうど数名の方が、これから出掛けるために出てこられ、その後様子を見ても生活の安定ぶりがうかがえて、短い時間でしたが安心して帰ってきました。
市の職員2名と県の職員1名が詰めていましたが、忙しい時間を邪魔しても悪いですしね。気苦労も多いでしょうに、大変ご苦労様です。