8/4(火)市民厚生常任委員会が開かれました。
議題は
(1)健康づくりセンター
上越市スポーツクラブ「アクトス」視察
借地を使用しない配置計画
<休憩中の報告事項>
・国民健康保険税の均一化について
(2)次世代育成支援行動計画
子育てに関するアンケート結果
<休憩中の報告事項>
・山の井保育園の移転場所について
・高齢者おでかけ支援事業について(状況)
(3)税率について
・法人市民税・法人税割りの税率
でした。
8:15出発で上越市のスポーツクラブ「アクトス」を見学に行ってきました。
10:00オープンなのでお客さんが入る前に施設を見せて頂き、説明を受けました。
(仮称)「健康づくりセンター」の建設にむけての視察です。
エクササイズルーム
(筋トレエリア、有酸素運動エリア)
スタジオ
プール
浴室
など、充分なスペースを確保し、総工費約6億円。
現在の会員数は約1,000名。
昨年の5月にオープンし、三年間で1,600名の会員確保を目標にしているそうです。
鉄骨構造だと思いますが、プールのない(仮称)「健康づくりセンター」も6億円の予算です。
須沢の建設予定地は、海が近く塩害の恐れがあるため、鉄筋コンクリート構造を考えています。しかし、経済状況が悪くなって計画を延期し、尚も縮小した「健康づくりセンター」ですから、「規模は小さくなったけど建物は贅沢」では、通る話ではないでしょう。
LCC(ライフサイクルコスト)を算定し、建設費と耐久年数、維持管理費、解体費までを比較して説得力のある設計を市民に示さなければなりません。
帰庁してからの机上調査で、詳細設計に入る前の段階に委員会にLCCを示すことを要求しました。
また、「健康づくりセンター」の図面が提示されましたが、アクトスでの動線を参考にチェックしてみると色々なことが分かってきました。
この平面計画では、利用しているお客さんが、エントランスホール(玄関&ロビー)を通らなければ、風呂と和室、トレーニングルームと風呂を行き来することが出来ないのです。
アクトスでは、受付から中へ入ったお客さんが外部の人と接触することはありません。
糸魚川市の「ふれあい」や「福祉センター」でも同様です。
和室のところへ事務室・受付とトイレを移し、内部と壁で仕切ることを一例として提案しましたが、今後検討するそうです。その結果も詳細設計に入る前に委員会に示されることになりました。
次世代育成支援行動計画では、市長が「心豊かな人を育むまちづくりとして、『日本一の子供を育てよう』を合言葉に、子ども一貫教育と地域愛育成教育を推進し、子ども課の創設を図るとともに、総合的な少子化対策として、次世代育成支援計画の改定、多様な保育ニーズに対応した保育の充実、学校保育園の耐震化と整備を進めて参ります。」と明言していることから「日本一の子育て」とは何か・・・という話題になりましたが、担当部署も迷っている様子が見えました。
私は、「『日本一の子育て』とは、『子育てに対する日本一の熱意』に他ならない。強力なリーダーシップで『熱意』を示すべきだ」と市長のリーダーシップを求めました。
残念ながら市長は欠席で、副市長が答えましたが、簡単なことではないことは共通の認識としてあるようです。
「厳しい意見を・・・」担当
「厳しいことは、私が言ったわけじゃないよ。『日本一の子育て』と言ったのは市長で、私は『熱意だ』といっただけだよ。」
「そうですよね」
といった具合です。
委員会終了後、新政会と教育委員会との勉強会でした。
☆教育三法改正内容と糸魚川市の対応
教育三法の改正について(文部科学省資料抜粋)
糸魚川市の対応
☆創設する「子ども課」の内容について
糸魚川市子ども一貫教育方針策定委員会説明資料・要綱
「子ども課」の組織と役割について、色々と議論しました。
「子ども課」は、学校教育課と子育て支援室が合体し、0歳から18歳までの「日本一の子育て」を担うようなイメージなのでしょう。「教育総務課」との関連がどうなるのか。
幼稚園と保育園の違い、就学前と修学後の違いなど、現在の枠にとらわれるとこんがらがってきますね。
教育委員会からスポーツの部分を市民生活部健康増進課に移し、生涯学習かと文化振興課を一緒にするなどの考えもあるようです。
「日本一の子育て」については、市長の強いリーダーシップで、熱い熱伝導を実現してもらいたいものです。
「全体像を明らかにして各論に入っていく」という手順をしっかり行うよう要望いたしました。