平成24年10月7日(日)
今日は、第20回の記念大会でした。
記念大会行事として「親子の部」が開かれ、お母さんやお父さんが元立ち(受け手)となって、
防具を着けていない初心者の少年剣士が基本動作を行って優劣をトーナメントで競いました。
14組の参加でしたが、子ども以上に親御さんが緊張していたようで、始まるまで一切笑顔を
見せなかったお母さんが、終わった瞬間にこぼれるような笑顔でした。(*^_^*)
剣道体験コーナーも設けられ、高校生が元立ちになって打たせたり、市内での新聞きりや
ボール打ちなどが行われました。子ども達が本当に楽しそうに剣道と関わっている姿は、
本当に嬉しく思いました。
大会も小中学生の元気一杯、気迫あふれる試合が展開されて楽しい1日でした。
閉会式終了後、合同稽古も行われて1日を締めくくりました。
昨日私が出席した大阪で行われた全日本剣道連盟の講習会での講話内容です。
「千葉県の中学校で、武道必修化に伴い中学一年生の体育の一番最初に剣道を導入
したところ、生徒達の生活態度が全く改まり、教室に礼をして入る生徒まで出て来て他
の教員の多くを驚かせる現象が起きた。」
そうです。
全日本剣道連盟が「剣道の国際普及」は望むが「剣道の国際化」は望まないこととも通
ずることです。
日本独自の伝統文化としてのそのままの姿での普及を望むが、国際化により剣道が
変わることは望まないということで、そこに剣道の特性が強く現れています。
その特性が、剣道の教育特性にも繋がるということなのでしょう。
剣道の日本古来の伝統文化としての教育効果を実証する千葉県での話しです。
武道必修化の中の剣道選択率は30%台だそうですが、単に剣道具があるとかないとか
ではない次元で判断して、剣道を取り入れて欲しいと切に思います。