12月定例会議が開会致しました。
本日の午後5時締め切りで、一般質問の受付が終わりました。
15名が質問通告を行い、私は6番目、2日目の6日(月)二番手で、午前11時ころからとなります。
今回は、3件について通告致しました。内容は以下の通りです。
1.行政改革のうち計画策定の外部委託について
行政改革の必要性が言われて久しく、糸魚川市においても計画し順次進められている。しかし、毎年の予算・決算、事務報告をみると、未だに計画策定の委託料が多いと感じる。
基本的な考え方を伺う。
(1)内部での計画策定か外部委託かの判断基準は何か
(2)外部委託のメリットとデメリットは
(3)内部策定のメリットとデメリットは
(4)各委託の計画段階と成果品受領段階、事業の執行段階における評価はどのように行っているか
2.新幹線開業に向けた駅周辺の活性化について
新幹線開通を4年後に控え、新幹線活用による市街地活性化の方向性が具体的に示されなければならない時期になっている。
新政会では、11月に東洋大学の石井晴夫教授との新幹線関連問題についてのヒアリング、佐久平駅周辺整備に関する調査、仮称新上越駅周辺整備計画に関する調査を行ってきた。
郊外に建設の両駅に比較して、糸魚川駅は中心市街地の現駅に併設するという条件の違いがあり、ここに周辺整備・活性化計画の大きな差異が見られる。田園の真ん中に建設された佐久平駅と糸魚川駅の中間的モデルが仮称新上越駅だが、佐久平駅、新上越駅の両方とも駅周辺開発の意図がはっきり読み取れる。
糸魚川市はどの区域をどのように活性化していくのかについて伺う。
(1)商業区域の活性化は
(2)住宅区域の開発は
(3)車両交通の利便性向上は
3.健康づくりについて
健康づくりセンターの建設工事も順調に進み、来春のオープンが待ち遠しく感じられます。糸魚川市においては、これに関わらず健康づくり運動は活発に進められています。
このことは、健康づくりセンターが市域全体のセンター機能を発揮する仕組みとはならずに、別々に動いていくことにもなりかねない。
指定管理者制度を導入された健康づくりセンターが、センター機能を発揮するための取り組みについて伺う。
(1)各地区での運動教室と健康づくりセンターでの活動はどのように連携を図るのか
(2)健康づくりセンターでの個人データ管理はどのように行い、各地区での個人データの管理とどのように連携を図れるようにするのか。(両方利用の場合なども)
(3)運動メニューの連携はどのように図るか
(4)公設民営方式への移行についてどのように考えるか
◆考え方
1.行政改革のうち計画策定の外部委託について
行政改革の一環として職員の削減を言っている以上、民間活力の導入による業務の合理化は必然ではあります。従って、計画策定を外部委託することが悪いとは考えませんが、要するに費用対効果が重要です。糸魚川をよく知り、糸魚川の将来を真剣に考えている人間が計画を策定することが最も良いのはいうまでもありません。しかし、諸条件により外部委託やむなしであった場合、東京のコンサルタントが作る計画にどうやって魂を吹き込むかが重要です。
2.新幹線開業に向けた駅周辺の活性化について
コンセプトが明確に読み取れる両市(両駅)に比較して、糸魚川市の駅周辺計画を見ても、新幹線開業後の活性化についての意図が読み取れません。
まず、両駅周辺とも、車社会であることを意識した開発計画になっています。新幹線駅周辺の開発に、車での利便性に配慮している点が重要です。
何処の地方都市の駅前を見ても衰退している現状は、駅周辺の街並みが車社会に対応できていないからです。店舗、駐車場がそうであるだけではなく、交通ネットワークにも配慮しています。田んぼの真ん中に建設された佐久平駅であっても、考え抜いた道路配置となっていて、国道の法線まで変更して駅周辺道路網を構築しています。上越市では、170億円の事業費で道路網、区画整理を行っていて、約150件の住宅等を移転させて開発を行います。
3.健康づくりについて
市民厚生常任委員会で確認してきたことを、もう一歩踏み込んで具体的な考え方を引き出したいと思っています。健康づくりセンターが一つの健康増進施設として有効に機能するだけではなく、市域全体のセンター機能をより効果的に発揮して行くことが一つ。ここには、「もっともっと・・・」という貪欲な探求心が必要です。他の2問題についてもそうですが。
将来的には、公設民営方式まで視野に入れて、民間から選ばれた指定管理者と協議を推し進めて貰いたいのです。兵庫県豊岡市では、公設民営方式により運営されていますので、指定管理料は支払っていません。PFI方式により計画・建設された健康づくり施設ですから、糸魚川とは条件が違います。しかし、だからといって出来ないと思い込む必要は無いでしょう。
質問前なので、簡単に考え方を記しましたが、一方的に行政を攻めることをしようとは思いません。いい方向性を生み出すような質問をしたいと思っています。建設的答弁を期待したいですね。