平成20年の12月に、須沢にある清掃センターから大野区にある最終処分場に、水銀化合物を含むばいじんが埋め立てられたという事実が発覚しました。
地元大野区から、最終処分場の安全対策に対する請願が出されたことを受けて特別委員会が設置され、2月23日に第1回開催で委員長の選出とその後の方針について話し合われ、2月26日に第2回の会議が開催され、実質的審議が始まりました。
その後、21年4月に市議会選挙が行われ、顔ぶれも新しくなって再度特別委員会が構成されて松尾委員長、私が副委員長のコンビで、14回にわたる委員会が開催されて、昨日の第14回をもって結審し、今後の一般廃棄物全般については所管の市民厚生常任委員会に引き継がれることとなりました。
大野区の最終処分場の安全対策の方向性が示されたことが、結審の大きな理由ですが、ごみ処理全般の問題は、糸魚川市にとって大きな政治課題となっています。
特別委員会に議会が何を付託するのかという、特別委員会設置条例に明記される「付議事件」について、常任委員会との所管の区分で議論されたこともありました。結果、特別委員会は最終処分場に関わることだけになり、ごみ処理全般の問題は、市民厚生常任委員会で審議されることとなっていました。従って、特別委員会が結審しても、常任委員会の所管が大きく変わることはありませんね。5月に議会体制が変わることになっていますので、新しいメンバーの常任委員会もこの問題に真正面から取り組んでいくことでしょう。
水銀問題の元となった清掃センターの運転管理責任については引き続きの課題となりますが、市民の利益確保のためにやむなく非公開で審査を行った部分もありました。市民の不利益とならないために公開できないということでありますので、ご理解いただけるものと考えています。
今後は、調査結果に基づいた安全対策を早期に実施して、地元住民や市民全体が安心できる状態をつくっていかなければなりまりません。
振り返ってみれば、この2年間、情報化(正)、最終処分場(副)、予算(正)と特別委員会の委員長、副委員長を3度努めてきました。つくづく特別委員会に縁が深かったと感じます。
緊急性の課題を論議する特別委員会だけに難しいことも多かったわけで、足りないところも多い(副)委員長だったと思いますが、全て結審し、来月には、4年の任期後半2年間の常任、特別委員会構成を含めた議会体制(人事)が組まれます。
糸魚川市と市民のためを考えた議会でなければならないことは言うまでもありません。狭い議会の中の理論では、判断できませんよね。
私は、引き続き「有り合わせ精一杯」で行きます。